上司にもらった作業を機械の力でやろうとしたのだが全然うまく行かず、呆然としながら定時を迎えた。
使うことで副作用が起きる(こともある?)魔術スキル、という設定は素敵なんだけど、アホなんだか何なんだかわからない魔術トリックを二転三転、という趣味では今のところない。むしろ法学(刑法)の体系の作り込み方とか、どうにかして最善を尽くそうとする手管、犯人の回想部分の寂寥感がいい。面白いけど、女性がR18GエロCGみたいな目に遭う話が続くのがちょっとつらいな……。
主人公のボスの名前がダーシーなのはランドル・ギャレットのダーシー卿シリーズからであろうが、私は『魔術師が多すぎる』『魔術師を探せ!』どちらも未読。最近児童文学で活躍中の黒川裕子が今は亡き(ではないが)Cノベルスファンタジアで最後に発表した『イロニーの魔術師』なんてのも。米澤穂信『折れた竜骨』も読んだな。久住四季『トリックスターズ』も電撃文庫版で。
実は私は小さい頃ドラクエが好きで、大学に入って初めて完成させた小説は異世界ミステリだったのでした。ミステリは好きじゃないけど魔術ミステリと聞くと読みたくなる。
ハエトリグモってどんなクモなんだろうと思ったらうちでよく見るやつだった。