20210125-26

 だいぶ前に本来の締切が設定されていた同人アンソロの原稿があり、しかも1万字までという規定を完全に失念していて2万字を越してもまだストーリー的には山場直前、という状況が続いていた。主催者の方に謝りながら、年末年始は家で書き、年が明けてからは仕事終わりに23時まで開いているスタバに籠もったりなんだりしてちまちま書いていたが、そろそろ本当に出さなければならなかった。

 そんな中の一日休みなのでもう朝から書くしかないと覚悟を決めていた。私がエロ小説を書いていることを知っている同僚(2名いる)は休日出勤をしているので手伝えなくてごめんなさい、と言うと「頭いっぱいだろうしいいよ〜」と返ってくる。普段エロいことで頭いっぱいにしながら働いてると思われてる?

 急ぎの原稿は外で書くに限る。冬の京都の家というのは恐ろしく寒い。朝起きてすぐ入浴し、コインランドリーに洗濯物をぶち込むと同時に喫茶店に行く。コインランドリーではIKEAのサメくんを洗った。なぜか店の人がいて、自動で乾燥まで済ませるやつが埋まってたので、お金を預けて洗濯機から乾燥機に移してくれることになった。何そのサービス。結構きれいになった。

 喫茶店は常連でごった返していてとてもパソコンを開いてエロ小説を書ける雰囲気じゃない。くっそー!と思いながらモーニングセットを携帯でポチポチ書き進める。

 お昼は頼みにしていたカフェが打ち合わせ会場と化して埋まっていたので燕燕で日替わりランチ。白菜の漬物と豚肉の鍋。ザワークラウトと豚肉、みたいな組み合わせが中国料理にもあるって、なんかおもしろい。

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 そしてそこから私はマクドで粘るやつをやってしまった。最悪だ……100円(※Mサイズ100円フェア中)のコーヒーで何時間も粘るなんて……26歳会社員がこんなことをしていいはずがない……ムシャ(※途中でてりやきチキンフィレオのセットを頼んだ)……

 とかやってたら24時になっていた。よく考えるとマクドで8時間近く作業してたらしい。ほとんど終わりかけていたので家に帰るのが惜しく、快活クラブで終わらせる(浦飯幽助?)という気持ちになったのだが、オープンシートが埋まっていたのでカラオケルームで妥協する。あの左京区の悪いところを煮詰めたみたいなクソダサいカラオケができてからこっちはガラガラなのかもしれない。

 そして、終わった。終わったのよ。3万字の原稿を提出できました。まさか2万字も超すとは思わなかった。本文中に入れないといけなかったタイトル・著者名を忘れた状態でお渡しできました。何もかもが駄目じゃねえか。

 異様にすっきりと目が覚めたので、お風呂に入った。鏡を見たら鼻毛が2本飛び出ていて、私はどうしてこんなことをしているんでしょうね、と思いながらエチケットばさみをしょきしょき動かした。