ことしの夏の成果 20280826

ブローガスト、もう達成できなくなっちゃったねえ。

===

傘を2回失くした。1回は深夜バスの車内に置き去りだったのでまだ記憶があるのだが、もう1回は記憶がまるでない。

マッチングアプリを介してゆるい友だちが3人くらいできた。英会話とか英作文がもっとできたらねえ、と思うけど何をしたらいいのかよくわからない。

小説は、短編の準備をじりじり進めているけど、暑さとかでへばっていたのでそんなに捗らず。書くぞという踏ん切りをどこでつけるべきか。同人用に掌編を3本書いた。

パイプオルガンのレッスンはとりあえずフランクの「前奏曲、フーガと変奏曲」を通して弾けるようになってきたので、同じくフランクの「カンタービレ」も見ています。フランクの曲をドシドシ弾かせてくれるのはうれしいけど、難しすぎてやばい。バッハの小曲もいちいち難しい。あと和声法とか対位法とか学ばないと何もわからんかもと生まれてはじめて思ったけどこれも何を学んだらよいのかわからない……。

旅行に2回行った。中欧とソウル。小説の取材もちょっと兼ねた。よかった。

ハングルがちょっと読めるようになった。Duolingoの韓国語には「文字」というのがあるので、それを延々やった。

マーベルライバルズをいちばんやったかも。夏(水着スキン)が人を狂わせる。

 

 

20260807

ブローガストに参加してみます、の4日目。

nejimaki.me

今日も日記です。

======

9時半くらいに起きてうだうだする。11時に起き上がってブランチ。この前出張先で色々あって5枚切りの食パンを落手したので、2枚焼いてマーマーレードを塗りたくり、パルメザンチーズと黒こしょうを振ってサンドイッチにする。おいしいけどめちゃくちゃ垂れてくる。

休日なのでコーヒーも淹れた。友人(ギャルネームまょぴ)が経営するクリエイティブベースANONYMは、もともとはコーヒー&ハーブティのブランドだったので、今でもコーヒー豆を売っている。おいしいし、コーヒーをうちで淹れて飲むことが週に1度あるかないかなので、これ以外飲んでない。

anonym.kyoto

シャワーを浴びて散髪へ。側面がもっさりしているのが気になっていたのでフェードにしてもらう。去年の夏にイギリスに行ったとき、現地の男がみんな揃ってフェードカットだったのを見て以来、なんとなく私もそうしている。涼しくていいのよ。

自転車を漕いで、昨日連絡をもらったおじさんとお茶をする。おじさんはスペイン出身で各国をマッサージ師として点々としている謎の人で、日本で労働ビザが取れなかったので帰国するということだった。ゼノフォビアを甘やかすために要件が厳しくなって本当に申し訳ない、みたいなことを言ったけど、私の英語で上手く伝わったかどうか。半年間無給だったのでアムステルダムで肉体労働をして貯金して北欧でフィヨルドを見ると言っていた。豪快すぎる。

一旦帰ってまた出かけようかと思ったけれど、室内に戻ったらもう一度外に出る気力を失ってしまい、ダラダラしていた。ドイツ語とフランス語でもやるかと思って教材を探したけど、やらなかった。ドイツ語はGrammatik Aktiv A1-B1、フランス語はGrammaire Progressive du Français A2-B1というのをやるとよさそう。

長谷川あかりのレシピがSNSで流れてきたのでうろ覚えで作る。

 

鶏肉は手羽元だし、玉ねぎは乾燥のやつ。パンを2枚焼く。美味しかったけど、作っている間「これはインドカレーのベースなのでは?」「ここからスパイスを入れずに食べていいのか?」という気持ちになった。

うだうだしていたら、森なつめのゲーム実況動画で「マーベル:ライバルズ」というゲームのキャプテン・アメリカの水着スキンの男性器の大きさが話題になっていたということを知る。

youtu.be

こういう騒ぎはゲイフォビアに基づいているような気がするのであんまり愉快なことではないけど、キャプテン・アメリカの男性器が大きいのはあまりにいい話すぎる。スーパーヒーローの男性器にまつわる小説を定期的に書いている私のためのゲームかもしれないと思った。やるっきゃないのでは?(オーバーウォッチをプレイしていた過去もあることだし……)

電子オルガンを設置したときにテレビとゲーミングPCを無理やり設置し直して、いまはダウンロードをしています。ルーターの位置を動かしたらダウンロード速度がギュン!って上がって、インターネット通信の基礎を身を持って体感した。ダウンロードを待ちながらちょっとパイプオルガンも練習した。

20260806

ブローガストに参加してみます、の3日目。ブローガストの詳細はこちら。

nejimaki.me

今日も日記です。

=======

昨日は深夜バスで帰ってきて、そのまま出張だった。帰りは1年ぶりに車を運転した。交通量の多い夕方の下道を1時間くらい。事故らなくてよかった。

そんな1日だったせいか、今朝は思いっきり寝坊してしまった。

あちゃーと思いながら1時間休を取る。自転車で駅まで行ったけど、いつもの駐輪場はこの時間だともう満車で、諦めて向かいの駐輪場に停めようとしたら8時間100円だったのが4時間100円になっている。ええー。まあ短時間の駐輪だったらメリットあるか? 私がここに駐輪するときは絶対8時間以上になるから極力使いたくないが……

時間休をフルに活用するためコンビニでコーヒーを買おうとしたら、地元の祭りのために完全に臨戦態勢に入っていた。フライやアイス、ウィダーなんかが見たことのない密度で詰め込まれている。

出勤したはいいけれど、なんだかものすごく疲れている。人災トラブルの処理をしたりしているうちにお昼。いつも行くスーパーマーケットも臨戦態勢だった。串物や焼きそばなどが見たことのない密度で積み上げられている。焼きそば、フランクフルト、らせんフライポテトを買ってデスクで食べる。

祭りが近づいてくるにつれて職場の近くも様子がおかしくなる。人々が涼しい場所を求めてテナントに入ってきてそこかしこに座り込んでいる。トイレも見たことのない汚れ方をしている。すごい。

やがて夕方になり、みな祭りに巻き込まれないように早退しはじめる。私も定時で帰ったけど電車が信じられないくらいぎゅうぎゅうだった。朝だってこんなに混んでないよ。

最寄り駅で自転車を出したらしっかり300円掛かって嫌な気持ちになる。夏の間に夏限定餃子を食べておかなければと思い、健康と引き換えに王将に行った。

夜は疲れていたのでベッドでだらだらしていた。マッチングアプリで以前一度お茶をしたおじさんからメッセージが来て、ビザが取れなかったから次は(国名)に行く、と言うので明日もう一度お茶をすることになった。

日記20260804

ブローガストに参加してみます、の2日目。ブローガストの詳細はこちら。

nejimaki.me

=========

深夜バスで東京に来ました。目的はおおまかに①武蔵野市民文化会館でミシェル・ブヴァールのオルガンリサイタルを聴く②シネマヴェーラ渋谷でビリー・ワイルダー特集を観る(ついで)③ワタリウム美術館でナム・ジュン・パイク展を観る(ついで)。

朝6時すぎにバスタ新宿に放り出されても何もすることがないので、私はよく安心お宿新宿南口店の湯処プランで時間を潰しています。深夜バスで節約した意味あんのかみたいな出費だけど、シャワー浴びたいし、カプセルを付けたらちょっと寝直せるから重宝しています。あとカレー食べられます。

今日はダラダラしすぎてシネマヴェーラ渋谷に時間通りに辿り着けず。渋谷でなぜか反対方向に歩き出してしまったし(最近スマホでマップを開くと常に矢印があらぬ方向を向いている)。でも最初に見た「年ごろ」のオープニングは主人公が歌ってるだけの時間だったので10分遅刻しても問題なし。あと会員証がいつの間にか期限切れになっていたので更新してもらいました。

「年ごろ」「日曜日の人々」「ミッドナイト」とワイルダーが脚本を担当していた作品を見たけど、サイレントの「日曜日の人々」がいちばんよくて、あとの2つは脚本が面白い映像を撮れるようにできていないように感じてちょっと微妙。ルビッチ作品とかワイルダー自身がメガホン取ってる作品だとあんま気になんないんですけど。

帰宅ラッシュに巻き込まれるとコンサートに間に合わないかもと思い、三鷹へ。三鷹市美術ミュージアムが定休日で閉まってて残念。充電をしたかったのでバーミヤンでお夕飯を食べて武蔵野市民文化会館へ。

武蔵野市民文化会館は武蔵野チラシ(知らない人はググってね)で有名なのですが、ちょうど開館以来のチラシを全部展示するという気が遠くなるような企画が行われていました。

f:id:salmon_butter:20260804230718j:image

開館直後は普通のチラシだったのがだんだんワープロか何かで作ったと思しき文字だけのチラシになり、そしてワードアートが花開いていく過程をまざまざと見せつけられました。何なの?

そして武蔵野市民文化会館はオルガンの聖地でもあります。東京都ではじめてオルガンが設置された公営ホールで、数年おきに行われる武蔵野市国際オルガンコンクールは世界中の若手オルガニストが腕を競い合う登竜門です。

f:id:salmon_butter:20260804232012j:image

ミシェル・ブヴァールはオリヴィエ・ラトリーと並んでパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)オルガン科の教授を務めた名手です。前半がルネサンス以降からルイ・クープランの作品、後半がフランク以降のロマン派作品。

f:id:salmon_butter:20260804232425j:image

とても楽しみましたが、前半で爆睡しました(何のために行った?)。設置されているオルガンがとにかく低音爆音ですごかった。第1鍵盤のエクスプレッションペダルを踏むと前方の窓がシャッ!って動くの面白すぎる。

明日はこのまま深夜バスで帰って仕事に行くので、帰りも安心お宿の湯処プランでお風呂に入りました。マッサージチェアに座ったら尻がありえない痛みを主張し、時差ボケが治らなかったのはもしかして尻のこわばりのせい……?と思いました。

深夜バスに乗ったら、充電がかつて見たことのない形で提供されていました。

f:id:salmon_butter:20260804232831j:image

 

 

 

旅の絵葉書

ブローガストに参加してみます、の1日目。ブローガストの詳細はこちら。

nejimaki.me

ネタがなさすぎるので一発目から書かんでいいことを書きます。

=========

現代を生きるゲイセクシャルなので御多分に漏れずマッチングアプリをやっているのだが、人と会ったことがほとんどなかった。

相対的には田舎であるが実はそこまで田舎というほどではない地元から相対的には都会であるが実はそこまで都会でもない今の居住地まで出てきたときは、都会(と思っていた)にさえ来れば男の子と出会えるのだと思っていた。

当然そんなことはなかったし、生きていて出会いが生じることはなかった。

友人曰く「アプリを使う人はほとんど受け身だから」。私もそのひとりだった。たまにチャットはしてみるけど会うところまで行かないとか、会ってはみたけれど一回きりになってしまうとか、そんなことばかり。

そもそも大学時代からごく最近まで不健康なくせに多忙なオタクとして過ごしていた私は、①忙しいしこれ以上人と会う体力もない②容姿に自信がない③何を話したらいいかわからない④部屋が汚い(デート即セックスという思い込み何?)……などの理由で、積極的にアプリを活用してこなかった。

本当の意味で言えば、今でも活用しているとは言い難い。自分からチャットを送ったことはあんまりないかもしれない。

しかし私は近頃、立て続けにマッチングアプリを介して人と会ったりチャットをしたりしている。このような流れになったのは上記の阻害要因を時が解決したことが大きい。

①時間と体力→フルタイム出社を続けながらオタクの遠征や地獄のようなスケジュールの同人誌制作を繰り返しているうちに体力がついた。②容姿→毎日フルタイム出社をしているのでそれなりに清潔が保たれている状態になった。③何を話したらいいかわからない→仕事のことでも話しておけばなんとかなる。

私は主にアジア人がよく使うやつと世界中で使われているやつの2つのマッチングアプリを使っているが動くのは主に後者のほう。メッセージをもらうのは、ほぼ外国人観光客。あと海外旅行に行ったときにもけっこうもらう。

マッチングアプリで人と会うようになってよかったことがいくつかある。

①英語がすらすら書けるようになった

②デート即セックスという人はそんなにいないということを知った(おれに連絡してくるやつがおれの容姿に興味がないだけかもしれない、世の一般的な感覚は知らん。特に若い人は気をつけたほうがいいとは思う)

③マッチングアプリで人と会うということはそんなに大したことではないという気持ちになった

その時は会えないことが多いし、チャットが一瞬盛り上がってもその後ずっと続くことはあんまりない。私は日本の文化に興味がある観光客を喜ばせるようなネタをそんなに持っていない。私は旅の絵葉書みたいなものなのだろう。絵葉書は話しかけてこないものだ。

でも、ごくまれに長くやりとりが続くこともある。マッチングアプリではないチャットツールやSNSに場所を変えることもある。

いままで自分のロマンスとかセクシャルなことってほとんど放棄してきたけれど、男の子と危険のない範囲で遊ぶのって悪くないなと今更思ったので、これからも頑張ってみようと思った。部屋は汚いままです。

Sexy Fantasy作家、ソウルで「Sleep No More」を見物す

◎1日目

8:00

起床。Sleep No Moreプレイヤーの朝は早い。

前日に関空近く(つってもりんくうタウン駅徒歩15分)の宿を取っていたので余裕をぶっこいていたが、エアソウル(LCC)は仁川空港以外だとオンラインチェックインしても電子チケットが発見されないことが判明し、大慌てで入浴して家を出る。

エアソウルのカウンターで券をもらう。LINEフレンズとコラボしており大変かわいいデザイン。

f:id:salmon_butter:20260528231221j:image

出国してクレカ会員ラウンジ的なところでコーヒーを飲む。関空の会員ラウンジって今年の1月くらいまではホテルのラウンジみたいな謎のゴージャス空間もあったんだけど、リニューアルでコワーキングスペースみたいな貧しい空間になっちゃった。まあそのゴージャス空間でやってたことってばかうけ(煎餅)とか無限エビ(煎餅)とかで機内食までの飢えを凌ぎつつスマホ充電だったけど。

f:id:salmon_butter:20260528231156j:image

エアソウルは座席が広くてモニターあって充電もできてよかったけど爆睡してたから映画とかは見れなかった。そしていま思えばここでマクベスを読み返していればよかったけど、機内で新作のプロットを書いていたのでした。

 

12:00

仁川国際空港に到着。入国列で30分くらい並んだ気がする。土曜だし人も多かったのかな?

まだ時間に余裕もあるだろうと思ってお昼。仁川国際空港内でよくあるフードコートで豚肉の薄切りの汁物とポッサムの定食を食べました。おいしかったけど料理の名前全然思い出せん。

前回の旅行で余らせていた30000ウォンをTmoneyカードに突っ込んでAREX(空港直通列車)に乗る。わたしは予約ということができないので各駅停車。ソウル駅で4番線に乗り換えて忠武路駅で降りると、駅前にすぐ会場である「マクキタン・ホテル」が。

 

14:45

マクキタン・ホテル(マジのホテルというわけではなく、ホテルを模したシアター)は8階建で、NYでの10数年にも渡るロングランを終えてソウルを公演地にしたとき、ちょうど閉業した映画館を改装したものとのこと。

入場時間が区切られていて、早く入ると早く観れるということだった(この時点でそれがどういうことなのか一切分かっていない)。わたしは5番目。14:45入場の列に並ぶ。パスポートと電子チケットをチェックされて右手にホテルのロゴのスタンプを押される。

f:id:salmon_butter:20260528231247j:image

入り口でトランプを渡される。黒の10。クロークではスマホの電源を切るよう言われ、ロック付きのセキュリティポーチに入れて返される。常に身につけろとのこと。それから通路に放り出されるんだけど、まあこれが暗いこと! 人にぶつかったら嫌だから「ああ〜〜」って声出しながらゾンビウォークした。

明るいところに出て、トイレに行って、バーエリアに。ここはプレイエリアと外界の間の空間という感じ。ワンドリンク付きだったけどだらだらトイレに行っていたため間に合わず、バーテンダーのお兄さんに日本語で「終了30分前に来てもらったらサービスします」と言われる。

やがて黒の10の客が集められ(一番最後の組)、プレイエリアに入る。バーの歌手のおじさんが英語で説明をしてくれて、放送で韓国語で同じ説明をしている(多分)。配布されたマスクを常にすること、話さないこと、遠巻きに見ることなど注意事項を伝えられる。

何人かはすぐそこのドアに通され、残りの一部はエレベーターへ。わたしはエレベータ組。ある階で一人だけ降ろされたりしたけれど、私はストリートのあるフロアで何人かとともに降ろされる。

ここから先は脈絡のない断続的な記憶しかないのですが……

 

①まずストリートでいろんな部屋に行く。

棺のある部屋(いま思うと魔女の部屋?)

仕立て屋の部屋とか標本部屋とかもひと通り見る

何が何だか分からないのでいろいろな階をうろうろする

 

②おうちゾーン(6階)

いま思うとマクベスの家ゾーン?

仕立て屋? が乳母車のある長い通路で何かに憑依されるようなマイムをしながらどんどん下がっていくのを見た

外の泉があったのってこのフロアだったっけ…(おじいさんが水を浴びていた)

 

③精神病院? 保育所?(7〜8階)

仕立て屋が何かを鎖に繋ぎに来ていたけど何だったの…?

看護師と看護師(いま思うとマクベス夫人?)のデュオ

墓っぽいものを掘り返していた

シーツを二人で折りたたんで十字架にするデュオ

 

④ストリートゾーン(5階)奥の舞台

赤いドレスの女と男が踊っていて、カタルシス感のあるストリングスとともに時計の音がなる(この二人がよく考えると誰だかわかんない、この瞬間ってほとんどのキャストがホテル客室のゾーンにいるんじゃないの?)

 

⑤ホテル客室(4階?)

おじいさん(いま思うと父王?)がうろうろしている

 

⑥ホテル受付(3階?)

ホテルマンが泥酔しながらシーツを剥がしていく

ショットグラスを頭に乗せて歩いたりしてくれてよかった

妊娠している女(マクダフの妻?)がやってくる

ホテルマンが男(マルコム?)にテレフォンブースの中でボコボコにされる

 

(おまけ)ちょっと暑いしバー(2階)に戻ったらお水とかもらえるんかなと思って戻ったらちょうどバンドが生演奏タイムで、韓国系の歌手の人に「マスクをはずせ〜〜〜うぇ〜〜〜〜いスマ〜〜〜〜イル」みたいな感じでマスクを引っ張られて引きずり回される。

バーテンダーのおにいさんに「ドリンク提供タイム終わってしまいました」と言われる(ガビーン)。

 

2時間こんな調子だったってワケ。やがて最後の晩餐に誘導され、首吊っとるな……みたいになっておしまいに。

この時点での感想はだいたい

 

・何が何だかわかりゃしないわよ

・私がマクベスだと思ってた話、オテロだった……(どこかで気付けよ)

・前日に友人から男性の裸(というか部分)が2度見れるって聞いたのに1度も全裸の男性に出会わなかったんですが!?

 

みたいな感じでした。

 

17:00

友人と隣のバーガーキングで合流。なぜか日本語メニューの存在を無視して韓国語で普通のトマトバーガーセットを頼んだつもりが、ヤンニョムシーフードソースみたいなものが入っている。おいしいけど辛い。

友人に以下のことを教えてもらう。

 

・マクベスのあらすじ

・公演はループ構造になっている

・チンチンはでかい風呂のあるホテル客室とストリートで見られる

 

「「全て」」を「「理解」」した状態で2回目の公演へ。

 

18:45

1番目の入場列に並ぶ。明らかに私が並んでいた最初の回(5番目の入場)より長い。Trip.comの電子チケットにはなぜか19:00入場と書かれているため2番目入場の列に動かされそうになったが友人がスタッフに質問をして1番目入場で入れました。

バーにさっきのお兄さんが居て、「あ、さっきの……」みたいになる。ノンアルコールカクテルを注文したはいいけどクソ甘くてやばい。カルピス原液でいってるみたいな気持ちになる。でも8階建てのビルを駆けずり回るのを思うとこのくらいエネルギーが入っていた方がいいのかも。

プレイエリアの入場はホテルのフロアから。今回は1番目の入場だけど、もっと早い入場があるので普通に途中からではあるので、入ったらいきなり殺人事件が起きていた。父王がベッドから運ばれていく。フーンつって何となく別フロアに移動したらいきなりマクベスのお風呂シーンに遭遇する。人だかりすごい! みんなそんなにメールヌードが見たいのか!?(主人公だからだよ)

とりあえず全裸発生箇所①を特定したのでもう全クリでしょみたいな気持ちになり、次の周回までうろうろしてバーで水を飲んでいると2周目がはじまる。今度は最初からお風呂に行けた。あとその後ぼんやりサバトのシーンを見ていたら魔女が全裸になっていることを発見した。そしてそのあと魔女は自分の部屋に帰ってシャワーシーンに。メールヌード追っかけルートの最適解が構築された瞬間であった。

ここまで見たらだいたい舞台上では最後の晩餐が始まっていて、もういいかと思ってバーでダラダラしてたんだけど、待てど暮らせど他の客が戻ってこない。あれ?と思ったけどそれは当たり前で、最初の回から入っていたら3周目があるということにあとになって気付いた。急いで上に戻ったらまたしてもマクベスのお風呂シーンに遭遇(私自身がループしてる?)。相変わらずお客さんがたくさんいたので窓の外から見てたんだけど、マクベスとマクベス夫人がこちらをじっと見ていた気がした……(ホテルの部屋の窓は外から月光みたいなライトが当たっているため私がおもろい感じになってしまっていた可能性はある。

 

◎全体的な感想

ストーリーについては『レベッカ』(ダフネ・デュ・モーリア/ヒッチコック)の要素があるということを完全に知らずに見ていたため、把握できてなかったり勘違いしていたりが多いかもしれない……あと上海公演は白蛇伝説のはなしになっているとのこと。

 

◎振り付けについて

・お客さんがどこに立っているかで調整しなければいけないという意味での即興も含め、極めてよく出来ているとは思う。

・割れ物がたくさん置いてある狭いスペースを利用した窮屈なアクロバットには素直に感動する。

・しかし1時間という軸の中で物語を追わなければいけない以上はデュオのネッチョリした絡みとかって見てらんないよなと思った。保育所のデュオでシーツを十字架にするのに数分掛けてたの本当に謎だった……

・音楽が基本的によくわからんドローン音しかないので何をどう見ていいのかわからなかった

 

◎舞台について

・大道具・小道具ともに作り込みがすごい

・手紙とか本当に全部書いてあるんだけど読んだらなんかわかるんかな?

・どこの部屋か忘れたけど、棚が内側から光ってるな……と思ったら塩の像?だったりした

・照明とか音響とかどこからどう制御してるんだろうと思った

 

◎体験について

・コンテンポラリーダンスである以上はどう見てもよいのだと思うけど、近くで見るということにそこまでの感動はなかった

・やっぱあたしゃ舞台がある方が好きだねえ……

・ほぼノンバーバルなのはいいなと思った

・客が別の客をアクターだと勘違いしてビクッとするみたいな瞬間は面白かったかもしれない

・アトラクション(ゲーム?)としては無類に贅沢だしすごいと思ったけど、ダンス作品としてはちょっとあんまりわかんないかな……

・首吊りを見せるというのはけっこうグッとくるところはあった

・裸を追いかけて裸を追いかけていないときはほかの階で何が行われているかちょっとずつ見るみたいなことをしていたので移動距離がヤバかったし暑かった。バーでの水分補給は必須です(水飲める)。

 

こぼれ話なのですが、2回目の3周目の最後に何となくお風呂の近くに行ったら、なんかお風呂のそばに黒い布が落ちてたんですね。何なんだろうって思って拾ったら、多分マクベスが履いてたパンツでした。そんなことある? 

アクターとの1on1には一回も巻き込まれなかったのにパンツとのインタラクションが生じたのおもろかった。すごい濡れてたんだけど、水じゃなくて汗……だったのかな……。

人が履いてたパンツを拾うことってなかなかないなと思った(犯罪だしな……)

 

22:00

友人と近くのかき氷屋でお茶をする。日本語メニューの存在をガン無視して韓国語メニューで適当に注文をしたら、きな粉かき氷は大丈夫だったけどタピオカと思ったものはブルーベリーだったし、アイスティーはクソ甘かった。

 

24:00

友人と改札で一旦別れて、私の宿泊先である東大門駅近くのカプセルホテルに移動。韓屋風のラウンジがきれい。なんかカップ麺ひとつ無料でOKとのことだったので食べて就寝する。カプセル内の換気扇の音がバカでかいので付けずに就寝したけどちょっと寝苦しかった。

 

◎2日目

6:00

なんか疲れすぎて早く起きてしまった。シャワーを浴びてラウンジでコーヒーメーカーを起動しようとしたところで50歳前後くらいのおじさん(雪に埋まりながらウォッカを飲むソローキンに似ている)に話しかけられる。

おじさんは20年くらいコンサルで働いており、今まで使ってこなかった休暇を寄せ集めてサバティカル休暇を取っているらしい(フランス人なのに英語が聞き取りやすいなと思ったらそういうことだった)。暑すぎるのでもう帰りたいと言っていた。

 

7:30

友人がホテルの方まで来てくれると言うのでちょっと早く出て散歩をする。ホステルは東大門の近くの市場のただなかにあって、なかなかに風情を感じる。今どきめずらしいくらい薄汚い猫がいる。

f:id:salmon_butter:20260528231351j:image

合流してパン屋に向かうも、1軒目2軒目とあまりピンと来ない店だったのでパリバゲット(ソウル中にあるチェーンベーカリー&カフェ。関西で言えばCASCADE)に行く。私はオニオントーストとエッグタルト、カフェラテを頼む。いい加減麻痺しているけどよくよく考えたらこのカフェラテデカすぎる。窓から公衆トイレが見えるけどなんか虹色に光るネオンが上に付いていて謎。

 

10:00

本日の唯一の目的であるDDPデザインセンターへ。私はここでヘチ(해치)のグッズを買うと決めていた。

ヘチは2008年からソウル市のマスコットキャラクターを務めているキャラクター。もとは東アジアの伝承上の神獣・獬豸(かいち)で、韓国だと光化門の入り口にも狛犬的な感じで置かれている。

ヘチ、そしてヘチアンドソウルフレンズは公式によってAIのアニメがたくさん作られていて、ソウルを歩いているとビルの巨大モニタとか地下鉄の車内TVなどでもよく目にする。これがなんとまあかわいいんですのよ……。

グッズを買える場所がかなり限られており、これまでのソウル旅行では旅程の関係で泣く泣く諦めていたのだが、今回ついに買えましたよ。

◎買ったもの

・ぬいぐるみ(なんか手に持ってるハートのなかに録音機が入ってた)

・ブラインドフィギュア(キンパのヘチが出てきた)

・陸軍服ヘチ(ゆるキャラの軍事利用……)

・玄武のぬいぐるみキーホルダー(亀を飼っている友人へのおみやげ)

ほかにも3Dシールとかかわいいものいっぱいあった。ツーショも撮ったけど犯罪めいている。

 

11:00

どうしてもオルガンを見学したかったため明洞大聖堂に寄る。絶対に友人を付き合わせてまですることではない。

f:id:salmon_butter:20260528231510j:image

19世紀に建造されたカトリック教会で、ソウルの司教座聖堂(パリで言えばノートルダムみたいなもん?)。ここにはBosch社の立派なオルガンが設置されているらしい。

ソウルは渋谷みたいに起伏があるんだけど、教会の敷地も丘みたいになっていた。そしてふもとにあたる部分にはマーケットが開かれていて、地下通路はテナント街(コンビニとかが入っている)。ちょっと見たことのない構造。その他にも敷地内にはハンドドリップコーヒーを出してくれるコーヒーショップなども。聖堂の向かいに「御朱印所」としか言いようのない謎の四角い窓口があったのがちょっと謎だった。

大聖堂はちょうどミサの時間。異教の偶像(ヘチ)を持って見学して大丈夫だったんだろうか……。オルガン演奏は賛美歌の伴奏だけだったけど満足。

 

13:00

ソウル駅の大極堂という老舗ベーカリー(の支店)でお土産と月餅を買う。適当に買ったらゆず餡の月餅だったらしい。AREXの各停で仁川国際空港へ。17時のフライトにはだいぶ余裕があるのでとりあえず出国前エリアの韓国伝統料理レストランでお昼。友人はサイコロステーキの乗った釜飯、私はプルコギと冷麺のセットを頼む。おいしい。卓上にはトウモロコシ茶が置いてありよかった。

食後にコーヒーでも飲みましょうということになり隣のTWOSOME PLACE(韓国のベローチェみたいなやつ)に行ったはいいのだが。

お茶が、甘い……(2度目)

友人は友人でグリーンティーを頼んだはずなのに抹茶ラテが出てきて飲む気を失っている。

仕方がないので出国後のスペースでスタバに駆け込む。「韓国を出国する前に来られる最後のスタバだよ」と一方的に宣告してくるブックカフェだった。ほとんどがペーパーバックで翻訳文学が充実している。ハングルが読めない私にも韓国文学でかろうじて分かったのはハン・ガンの作品とか。さっき買った月餅も食べる。ゆず餡がうまい。だいたい栗まんじゅう。

飛行機に乗る。チェジュ航空に乗るたび、機内カタログでチェジュの機体を象ったぬいぐるみキーホルダーを買うか買わないか迷っているけど、まだ買っていない。

関空からはるかで京都駅に帰り、ポルタの田ざとで天ざる定食を食べる。うまい。