20211113 どこにも並んでいない人々

 朝起きて、何となくそういう気持ちになったのでネイルをやる。そしてこれもなんとなく思い立ったので暴破短以降の小説を冊子にしようと…したのだがオンライン版のWordはなぜか編集モードだと縦書きにならず、組版に悪戦苦闘していたら遅刻しそうな時間になったため諦める。

 本当に久しぶりに阪急に乗る。朝も昼も食べていなかったため十三で551を買って急いで食べようとしたらマスクがイヤリングと眼鏡に引っ掛かってんぎーってなった。口の中にアツアツの551がある状態で宝塚行きの普通に乗る。

 庄内駅は私の理想の駅前という感じで、もっと早く来たら散策できたのにとちょっと悔やんだ。来世は京都市左京区に魂を奪われていなければこういうところに住みたい…と思った。ちょっと進んだあたりで前をシュッとした青年が歩いているのに気付いて、へ〜こんな人も今日の朗読に来んねや〜と思いながら後ろを付いていったら数分後全く関係のない場所に立っていた。シュッとした青年の尻を追いかけて道に迷うという少年漫画のスケベジジイみたいな実績を作ってしまったことに呆然とした。

 犬と街灯に来るのは初めてで、店主の谷脇クリタさんと大阪文フリではどうもどうもと挨拶していると、どんどん人が集まってくる。詩を持ってきた人が3人と小説が4人。店のカウンターの前で交互に読んで感想を言い合う。俳句・短歌以外の詩を書く人が身近にいなかったのですごく新鮮。お互いの作品を超えていろいろな話をして、声に出すというのは実は読む上でも大事なのかも、と思ったりもした。私は「乳首」という単語を一生分発音した。将来どうするの?と詰問される内容の詩の朗読を聞いたあと小説勢が全員「身につまされる…」「よく言われる…」となっていたのがちょっと面白かった。

 終わったあとはちょっとだけ懇談会。谷脇さんに今日まで3日連続終電でしたアハハ…と話したらドン引きされる。蜂本さんとは実は初対面ではなかったことが判明して、お互いことあるごとにそれ日記で書いてたやつ!となっていた気がする。皆さんのTwitterを学生時代からの友人しかフォローしていないアカウントからItのピエロ状態で見ていることを告白する。

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 同人誌を犬と街灯に置かせてくださいとお願いしたので、早いうちに作ろうと思います。InDesignとか買うか…?

 次の行き先が同じ方向だったので谷脇さんと蜂本さんと帰った。厄介ファンムーブをしてしまってご迷惑じゃなかったかしら。ホームで全員なんとなく何もないところに並んでいたのが何かいい瞬間だった気がします。

 

 3日も終電で帰ったんだしいいよねと思いながら無印で3500円ほどお菓子とレトルト食品を買う。

 夜は友人がさいきん京大の近くに増える中国物産店で買ったという火鍋の素で火鍋をした。これが味覚が消失するほど辛くてみんなでカラムーチョのおばあさんみたいになっていた。

 

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 物産店にあったという珍珠丸子というまわりにお米の粒がついた肉団子と肉厚の生シイタケ(生じゃないシイタケって売ってなくないか…?というネーミング)がすごくおいしかった。あとシメに食べたサリ麺。海底撈火鍋もこの麺だったような気がするけど違うお鍋の記憶かもしれない。

 最後に甘くないドラゴンフルーツを苦心して食べた。

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 オリーブ油バルサミコ酢塩、で食べたら美味しかったけどこの組み合わせならなんだって美味しいよね…と口々に言う。