20220707 まるでない

 小説に関するやる気が軽やかに消失してしまった。数日前まで公募に出すとか9月までに長編を書いて大阪文フリで発行とか言ってたのに。

 たまにこういうことはある。

 私は携帯でも書くのでその気になれば歩行しているときも食事中もトイレにいるときも書けるし、仕上げたいときは実際やってしまう。睡眠は削らないけど、書いてるときは食事がおろそかになる。書いている最中は半分脳がトんでるくらい楽しいし、終わって2日くらい反動で身体がガタガタになる。

 もっと持続的に原稿ができるようにならなくてはいかんと思っているうちにきれいなガス欠を迎えてしまった。この半年は思い返すとやりすぎだったような気がする。ギャビコナアンソロジーの原稿を泣きながら上げた正月から、寄稿だったり公募だったり朗読だったり、休みといえば小説を書く日みたいな感じになっていた。ここ最近は特に、気が張り詰めていたかもしれない。

 残業がなくなって、公務員試験の勉強もしなくてよくなって、生活全体からハリがなくなってしまったせいかもしれない。ハリから逃げるためには小説を書けても、ハリを出すためには書けない。

 あるいはただ単に、急に暑くなって身体が順応できてないのかもしれない。

 

 7時間も寝たのに眠いけれど、仕事への集中はかなりマシになる。昼休み、職場のそばの木陰に置いてあるベンチが涼しいことに気付く。午後に2回ほど意識を失う。夜はドリームフーズ海老と春雨の餃子を焼いてご飯。

 せんべいの咀嚼音を聞かせるためにスペースを開いたけれど需要があんまりなかったらしい。ゲームを起動したけれど2時間くらいで飽きる。思えば幼少期からゲームって最後までクリアできたことがほとんどない。PS4買ってからクリアできたのってドラゴンエイジインクイジションとデトロイトビカムヒューマンくらいじゃあるまいか。

 できるできないというのを超えて根気というものがまるでないのだ。ゲームを次から次へとクリアできる人が羨ましい。