20230103-04

2023/01/03

友人のファム・ファタル(以下FF)が関西に上陸したので、学生時代の友人数人と話を聞きに行く。FFはあらゆる場所で不倫・浮気のオファーを受けまくっていておもろい感じになっている。友人Aが最後に来て、LEDが光る謎のハンドバッグを見せてくれる。朝の京都駅伊勢丹のカフェで不潔なおじさんが不潔なオファーをしてくるエピソードトークをひととおり拝聴する。

やがて新潟から来ていたひとりがサンダーバードで帰り、他の4人はそのまま大阪に行く。友人Aは一旦劇団四季を観に行き、ファム・ファタルと友人Hと私はその間火鍋を食べながら不倫のオファーの話を聞く。

FF「最近心の平安のためにピアノを再開して……」

私「へー。なんの曲弾いてるの」

FF「喜びの島」

私「普通そうはならなくない?(※ドビュッシーが不倫バカンス中に書いた曲とされている)」

火鍋屋が閉まる時間になっても微妙に時間が余っていたためあたりをうろつくが、年始の人混みがやばすぎて空席のあるカフェが見つからない。ようやく見つけて入ったカフェは異様に単価が高く、私が調べてみたところではスピ系オーガニック農園がやっているアンテナカフェみたいなところだった。

やがて友人Aが戻ってくる。上演中にバッグを光らせたらしい。高架下にあるギャルに人気っぽいカフェにぞろ入り、不倫のオファーの話を聞く。本人の名誉のために付け加えるならオファー承諾をしたことは一度もないらしいのだが、最終的には聞いていた全員が「一発キメてから考えたら?」と背中を押していた。

 

2023/01/04

友人Aの伴奏をするため、スタジオに合奏に行く。ひとりで1時間前入りしてちょっと練習をする。

やがてAが来る。合わせはポップス1曲なのですぐに終わり、互いにユーミンを弾き、そのまま街をブラブラする。なか卯で昨日会ったファム・ファタルの話をする。邪な気持ちになり、不倫のオファーをしてきた男をファム・ファタルの話に出た情報から特定して写真を見る。曖昧な認識のまま家具屋へ行ったら1番試したかったバーテブラ03が置いていなかったので、よくわからないままに試しては「腰が守られているような気がする……」みたいなことを言い、そそくさと退散する。珈琲店で引き続きインドア趣味に草野球的スポーツマンシップを持っていないやつはイキってて駄目だみたいな話をし、解散する。

全く落とした覚えのない定期券を預かっているという連絡があったので香盤で手続きをしていると、年始に倒れていた友人から「いつもの居酒屋で飲んでたら大将が店を出てしまい、三大テノールコンサートが爆音でかかる店内にひとり放置されている」という連絡が来たので、渡りに船と合流する。友人は液体がないとやばい……と言いながらしきりに薄茶を飲んでいた。

居酒屋は残り物処理感謝祭の日だったのでいろいろサービスしてもらう。蕪の粕汁ヤマゴボウの酢和え、ローストビーフ気仙沼産マグロ漬け丼等。八幡巻というものを初めて食べたけどこれが本当に美味しい。近所の八百屋情報を教えてもらったり、服を見せてもらったりする。