お正月休みの最後の日、3時間の昼寝から目覚めると喉の調子がおかしかった。
まあ暖房直撃のまま寝てたしねえ、と思いながらその日はそのまま普通に過ごした。というか、仕事が嫌すぎて徹夜して佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』を読んでしまった。
そのまま出社したら、声もろくに出ないしちょっと咳も出るけど、それ以上に眠かった。立ちながら寝てたりした。流石にやばいと思った。ちょっと残業して帰ってご飯食べたら着のみ着のままで寝てしまった。
そのまま出社したら、声もろくに出ないしちょっと咳も出るけど、今度はなにより末端が冷える。
自律神経のせいじゃね? 不摂生で狂った? と思った。あとオフィスの空調の設定がおかしいのは今に始まったことではなかった。
とは思いつつも、一応熱を測ってみたらなんと38度。
出勤後一時間で即帰される。鼻に突っ込む抗原検査キットを買いおきしてあったのでやってみたけど陰性。親切なフォロワー氏に鼻は自分だと検体取れない例多しとのニュースを教えてもらう。
幸い発熱外来が開いていたので駆け込んだら、このクリニックが凄くてね――なんせ、待合場所が屋外。
お客が増えるとクリニックの人が椅子を持ってきてくれる。一応風は吹きこんでこない場所だけどヒーターとかはなし。ソーシャルディスタンスはきちんとあるけど陽性宣告とかはバッチリ聞こえる。プライバシーが保たれていない。
待ってたらお医者さん(肺病かもしれない……と思って受診したら『肋骨にヒビ入ってます』という診断をくれた過去がある)が来て例の綿棒で検体を採取してくれるんだけど、自分では絶対無理ってぐらい奥まで突っ込まれる。そういえばこんなんだったな! 病気由来の熱を出したの、ほぼ4年前(前の会社の入社式)以来だから忘れてたわ。
そしてあえなく陽性判定が出たので、薬を処方してもらって帰される。発症2日目、ってことはあと5日? まじか。めっちゃ食欲とかあるけどどうしたらいいんだ。
発覚直後はこんなことを言っていたけどみるみるうちに衰弱していき、2日くらいはウィダー飲んで服薬↔寝るの繰り返し。喉痛くて固形物とか食べたくないのよ。薬が切れると体温が38度に戻る。布団から起き上がる気力が湧かなかったこの時期にものすごく重宝したのはKindle unlimited(BL漫画をアホほど落として読み漁っていた)。あとは1回だけ近所の友人にウィダーと果物ゼリーを差し入れしてもらった。
実はピアノで友人のコンサートに参加する予定があったのだがおじゃんになった。
心当たりは結構あった。発症する前、京都で遊んだり大阪で遊んだりしていた。
私は友人の中ではかなり罹患が遅い方だった。遊び歩いているほうだと思うし、みなに不思議がられていた。自分でも実はもう無症状で罹患したことくらいあるのではないかと疑っていた。
しかしやっぱりきちんと罹った。
やがて平熱に戻り、声もだんだん出るようになったので、転職活動の面接とかエチ小賞宣伝スペースとかした。食欲も元通りになったので、家にあるレトルトとかインスタントのものをここぞとばかりに消費した。ちまちまと原稿をしたりゲームで遊んだりした。
自宅待機最後の日はもうバチェラーパーティーのように祝祭をしようと思った。
出前館でピザを置き配してもらった。もくりをしながらウォッチパーティで『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』を観た。3日ぶりにお風呂に入った。でも会社に行きたくなさすぎてこの日記を書いています。しかし痰がまじで止まらないですわ。